掲載日:令和6年07月22日
近年の国内情勢に目を向けますと、歴史的円安による物価の高騰が続いています。インバウンド需要が増加し、観光産業が活気づく一方で、事業者にとっては厳しい状況が続いています。住民の生活においても値上げによる家計への負担が大きな課題となっています。
事業者支援、関係人口を増やす取り組み、住民が安心して生活できる環境整備を推進することで、活気ある村づくりに努めてまいります。
活気ある村づくりのためには「農業立村」としての地位を維持することが重要です。県内有数の施設園芸地である本村も、就農人口が年々減少傾向にあります。新規就農支援やスマート農業を浸透させ、就農しやすい環境を整備していくことで、農業に対するイメージを改善していくことが重要です。若い世代にとっても魅力的な職業とすることはもちろん、収量の増加、出荷体制及び販売力強化により、安心して生活できる農業所得を得られる体制づくりを進めてまいります。
また、地域の自然や農作物等を活かした観光資源の整備・充実、体験プログラム等の企画により、魅力度アップに取り組むとともに、PRを強化し、交流人口の拡大を図ってまいります。そして未婚率が上昇傾向にある状況を踏まえ、男女のふれあう機会の拡充などにも取り組み、働きながら子育てしやすい環境を整えるために、修学前児童の保育、教育事業をはじめ、出産・子育て支援などの一層の充実を図ってまいります。
写真:芸西村桜ヶ丘公園
人口3,600人足らずの小さな村ですが、「小さくても元気で輝くむら」芸西村を目指して、活力ある村づくり、幸せを感じる村づくりに取り組んでまいります。
どうぞ皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
芸西村長 溝渕 孝