掲載日:令和4年09月30日
新型コロナウイルス感染症については、感染症分類が2類から5類へ移行し、「アフターコロナ」の時代を迎えて経済活動は回復に向かっています。水際対策の緩和や円安効果でインバウンド需要が増加し、観光産業の再起動が進む一方で、人材不足や物価高騰により事業者にとっては未だ厳しい状況が続いています。住民の生活においても値上げによる家計への負担が大きな課題となっています。
今後も村民の皆様の多様なご意見をお聴きしながら、産業の活性化はもとより、安心して生活できる村づくりを目指して、実情に応じた細やかな対応に努めてまいりたいと思っております。
活気ある村づくりのためには「農業立村」としての地位を維持することが重要です。県内有数の施設園芸地である本村も、就農人口が年々減少傾向にあります。新規就農支援やスマート農業を浸透させ、就農しやすい環境を整備していくことで、農業に対するイメージを改善していくことが重要です。若い世代にとっても魅力的な職業とすることはもちろん、収量の増加、出荷体制及び販売力強化により、安心して生活できる農業所得を得られる体制づくりを進めてまいります。
また、地域の自然や農作物等を活かした観光資源の整備・充実、体験プログラム等の企画により、魅力度アップに取り組むとともに、PRを強化し、交流人口の拡大を図ってまいります。そして未婚率が上昇傾向にある状況を踏まえ、男女のふれあう機会の拡充などにも取り組み、働きながら子育てしやすい環境を整えるために、修学前児童の保育、教育事業をはじめ、出産・子育て支援などの一層の充実を図ってまいります。
写真:芸西村桜ヶ丘公園
人口3,600人足らずの小さな村ですが、「小さくても元気で輝くむら」芸西村を目指して、活力ある村づくり、幸せを感じる村づくりに取り組んでまいります。
どうぞ皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
芸西村長 溝渕 孝